『明和電機』って聞いて懐かしいと思う人は多いです。1990年代のテレビを騒がしていた新しいアーティスト。変わった楽器で演奏するパフォーマンス集団という感覚では無かったでしょうか? そんな明和電機もまだ活動しているみたいで、昨年、私の地元の豊川市で展覧会が行われました。
豊川市、桜ヶ丘ミュージアムに明和電機が |
地元に来たのだから見に行った
実は私は変わったアーティストというより、前衛美術の作者という認識です。音楽を聞くというより、少し暗い世界観を楽しみにしています。
かわいい、ポロロン |
入り口では可愛い『ポロロン』が出迎えてくれます。これはゆるい。手前のボタンで音を出すことが出来ます動画。
こんなゆるいイメージが有名ですが、これは勘違いです。
こういう演奏がメインだと思われている |
変わった形の楽器で演奏するというだけという印象は大きく。お客さんはここに多く集まっています。この演奏が一番盛り上がっている感じでした。
これも90年代は有名だった |
このスタイルの演奏も典型的な明和電機のイメージを作っています。でも、もっと先にはダークな世界があります。
何か怖い |
ここからが知らない人が多い明和電機の世界です。YouTubeのパフォーマンスを観た子どもたちはこれを見て怖がっています。まあ、大人でもここからは怖くて暗い世界ですから。
これは子供が喜ぶ。ボタンを押すと音がなります |
怖いエリアに行く前の体験コーナー。こういうのは子どもたちは喜びますね。
では、怖い世界に入ります。
これは何?って感じです。色々と怖そうな造形の美術品が並んでいます。全て魚をモチーフにした作品で、魚器(なき)と呼ばれています。これを作るために何匹かの鯉を犠牲に…これ以上は本を読んで下さい。
13週目の胎児 サバオ君 |
うーん、これは怖いでしょ? 一応、思考の道具ということで過去には無印良品の電卓とともに展示された経歴があるものです。
理詰めで考えるときは電卓、理屈が通じない人と不条理な会話をするためにはこの「サバオ」が役立つとのことです。よくわからないですけど。
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