エンジニア系ほど事務用の電卓を使わないのではと考えます。多くはExcelなどの表計算を使っていると思います。あと、笑ってしまうのは
「Excel起動できないからとりあえず計算しない」
って謎行動です。えっ、計算しないの? ってことです。意外にエンジニアって面倒なときは計算をしない傾向にあります。
電卓はどこにでもある
一般家庭のリビング、事務員の机の中、今だと子供のおもちゃ箱の中とか… いろいろな場所に電卓はあります。 込み入った計算をしたいのであればすぐに電卓を手にすれば良いのです。
でも、複雑な計算はメモが必要でしょ?
あっ、エンジニア! 技術者なのに技術のことを知らないの? って嫌味を言われそうな瞬間です。 電卓って昔から複雑な計算が出来てしまいます。多少、脳内で式変形とか必要ですが、それってエンジニアの得意技じゃないでしょうか?
三角形の斜辺の長さ
三角形の斜辺の長さの求め方はご存知でしょうか? 「三平方の定理」「ピタゴラスの定理」だね! と言われそうです。 でも、その計算を電卓で行うには結局メモが必要じゃないか?
いえ、メモリー機能を使えばメモは不要です。正確には電卓内部にメモされています。
三角形の斜辺を求める方法
高さを二乗したものと底辺を二乗したものを足して、それをルートする。
です。となると、高さの二乗と幅の二乗をメモしないと無理だろ? と言われそうです。
このときにメモリー機能を使うとメモは不要です。手順は
- 電卓の電源を入れる、リセットする
- 高さを入力する
- ×を押す(これで大体の電卓は二乗される)
- MR+ボタンを押してその結果をメモリーに加算する
- 底辺を入力する
- ×を押す。
- MR+ボタンを押す。これで、加算される
- MRCボタンを押すと先程の加算したものが入力される
- √ボタンを押す。これで斜辺が出る
です。電卓のメモリー機能を使うと今まででは考えられなかった複雑な計算が普通な電卓で出来てしまいます。 ここまで手元に転がっている「電卓」というテクノロジーを使わないのは損だと考えます。 あと、「車輪の再発明」ってエンジニアを揶揄する言葉もありますが、電卓を使わないということはそれ以前の「車輪を使いこなせない」ということです。