保守担当からプログラマ、システムエンジニアなどの仕事をしている人、ひどい場合はIT関連の営業担当などの悩みとして
「パソコン、スマホなどのIT関連の質問を受ける」
です。これがクルマの新車情報的な噂話、「新型iPhoneがどうなるか?」みたいな話なら楽しいのだが、まず、そんな話では有りません。
JAFみたいに助けて欲しいという救援要請です。まあ、人助けをして喜んでもらえるのだったらいいのだが、休日に仕事に似たことをやっているのだから疲れます。
足成より |
IT救援は○○だと考える
具体的なIT救援については後に書きますが、それらを別の業種で例えると
「隣のタクシー運転手にタダでお迎えを依頼する」
くらいの暴挙だと考えて下さい。そのくらいの失礼なことを相手にされているとまずは認識して下さい。どうでしょうか、スッキリとした後に軽々しく救援を頼む人に不快感を覚えたのでは無いでしょうか?
断りのコンセンサス
先程のタクシー運転手を例えて、断り方を考えてみます。近くに個人タクシーを営んでいる人に「タダで乗せて下さい」と言った場合は
「どうして、あなたをタダで乗せないと行けないのでしょうか?」
となります。更に、その断られたことを周りに言っても、当たり前でしょ!ということになります。これは、周りには「休日のタクシーには無料では乗せてもらえない」というコンセンサス(同意)があるためです。
一方、ITサポートに関しては残念ながらそのコンセンサスは有りません。タクシーの場合は噂話にもならないことが、あなたが断ったITサポートに関しては周りは「ケチな人」というコンセンサスが形成されていると考えて下さい。
足成から |
実際にパソコンサポートを使ってみる
じつは、これが最強の断り術だったりします。近場のパソコンサポートを実際に呼んで救援してもらった実績を作って下さい。そのときに、周りに宣伝するからとチラシをもらうことも忘れないで下さい。
そして、周りがサポートを求めてきたら、その業者のチラシを渡しながら
「ここは親切でいいですよ。私も助けてもらっています」
と言って下さい。あなたが直せないのですか? と言われた場合は
「あの業者は難しいことも直してくれますよ。助かっています」
と繰り返して下さい。
家族が言いふらすのが原因
家のITサポートを引き受けていると、家族が井戸端会議的に「ウチの主人は詳しい」みたいなことを話してしまいます。それを防止する方法としては、家族の機器を直す場合は一旦預かった上で、サポートに連絡するとでも言って下さい。
ただの再起動や再設定でも目の前で行うと出来るように感じますが、一度預かって、サポートに直してもらうと言って置けば、自分自身が修理を出来るとは思われません。
まあ、部屋の中で自分で直すことにはなるのだが、そのときも無料サポートを使ったと言って数日後に返却して下さい。3日くらい放置が良いのではと考えます。
あとは、再起動や電源を落とすことで復帰することが多いです。そのため、IT機器の電源は一箇所で操作出来るように配線をしておいて下さい。「動作不良が起こったら、ここを操作」みたいに教えておけば各自操作出来ます。
いろいろな事例とその対応
私が想定したいろいろな例と対処方法です
- ネットが接続出来ない。プリンターが出ないなど
端末とネットワーク機器の電源再投入をやってもらう - パスワードが分からない
これは理詰めで、暗証番号と同じであなた自身にしかわかりません。無理なら、パソコンサポートしかありません。 - 有料ソフトを無料で欲しい
私は「〇〇電機で買いました」とでも言って欲しい。よくわからないけどそのスタッフが教えてくれたとでも。 - ソフトをインストールして欲しい
- 私も「パソコンサポートに連絡してやってもらった」と言っておく
- 電源が入らない
コンセントを抜き差ししてみて? それでダメならサポートを - パソコンを買いたいのだけど?
○○電機で買えばいいのでは?私もそこで買いました。
これが一番大きな罠かも?
最後に出すなと言われそうだが、一番の罠は自分自身にあると考えます。それは
「自分のITスキルを周りに披露したい」
という願望だと考えます。別に他の能力と同様に披露しても良いだろ? と言われそうだが、生活に密着して皆さんも使っている能力を自慢した場合は単に利用されて終わるだけです。
バスケでシュートが上手い
って人は別にその後は何も問題は無いので、草試合でポイントしてもその後タダで何か責任があることを押し付けられる事は有りません。
最後に重要な言葉で終わります。
「他人のIT機器には絶対に手を触れないこと」
です。